2017年3月14日火曜日

*サルメリア69の生ハム*

使います。
近日参加予定のイベントに持っていきます。
詳細は、最後の方でまとめますのでご覧ください。
店主塚本が、まだ東京の世田谷区民だった頃、自分へのご褒美で時々食べていたのが、この生ハム。
サルメリア69は成城学園の生ハム屋さん。ご亭主の新町さんは、おかっぱヘアの見るからに変わり者。
お店に伺うと、全然勝手に買わせてはもらえません。好みを聞かれ、今はいっている生ハムたちの状態を語り、現在のカット状況で食べ方と食べる時間をすすめられ、いつだって、それではお任せでお願いしますになってしまうのだが、餅は餅屋。ハムはハム屋。
絶対に間違いがないのです。
この際、話を聞かない手もあるのですが、当時は一方的な羨望のまなざしの先にいた新町さんの、その嬉しそうに話す様が素敵で、いつも滞在時間が伸びるのでした。
新町さんがスライスした生ハムは、まるで、ヨーロッパのアンティークのレースのように、繊細で美しく、儚い。
それから数年ののち、今はサルメリア69バッジをご本人からプレゼントされるところまできた今。ついに時が満ちたのを感じます。
薄くスライスして乗せるのではありません。
きっと私のスライスじゃ、新町さんのそれには微塵も近づけないので、その幸せは新町さんといつか直接コラボできるときに。
塊の生ハムを、ぶつ切りにして、荒くたたいて、入れて焼きます。
もう、想像しただけで、焼けるにおいでご飯おかわりできます。
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こちらのイベントで販売します。
〇3月25日(土)
 久美と、恵と、パンと。
  兵庫県丹波市 cafe ma-no
  11:00~完売し次第終了
 https://www.facebook.com/events/237697586639788/
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いくつかの食べ物は、食べる側に覚悟がいると思っていて、その覚悟こそが愛おしい。
サルメリア69のスライスされた生ハムは、命が短い。
新町さんは、まだ知らない人だった頃から変わらず、
「なるべく早く食べてください」これだけはお客さんに有無を言わせなかった。
明日、お友達と。はっきり言って渋い顔をする。
持って帰る数時間でさえも、ちょっと嫌そう。
サルメリア69さんの生ハム。昔ながらの和菓子屋さんの豆大福、そして麩まんじゅう。尊敬してやまない蕎麦屋さんも。
コンビニで買える食べ物は、いつまでも柔らかく、時に何カ月も日持ちしたりする。それは昔に比べると格段においしくて、安全なんだけど、、、。
作り手と食べ手の、阿吽の呼吸。実はそこに美味しいという美学があるのかなぁなんて思ったりする。
あ、安心してください!ヒヨリブロートのパンは、もうちょびっとのんびり楽しんでもらえますよー。笑。

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