ラベル 生産者さんのこと の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 生産者さんのこと の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2018年5月19日土曜日

*無農薬の新茶が届きました*

最近、パソコンの前に座る時間がなかなか取れなくなっていて、こちらへの投稿が少なくてすいません。
焼き上げの合間の10分とかでアップできるので、インスタにて情報公開していることが多いですので、またよかったら見ていただけると嬉しいです。
今日はそのインスタにあげた一コマをこちらにも。
お茶農家の野村さんから、無農薬の新茶が来ました。
パンで使ってみたいと相談したら、機械摘みだと、枝も入っちゃうからと、今朝手積みして、そのまんまをサンタさんのように大きな袋に入れて!!
時間が経つと、すぐ紅茶になっちゃうからと、駆けつけてくれました。
我が出身中学校には茶摘みの行事があったので、この量摘んでもらうのがどんだけ大変かわかっているんです。ありがとうございます。
無農薬のどこまでも続く茶畑の美しさに、「僕が継ぎます」と言った野村さん。この人はすごい人です。
オリーブオイルで炒めて、シンプルにパンにしたいと思っているのですが、、、。楽しみです。
美しい。

画像に含まれている可能性があるもの:植物、屋外、自然

2018年2月6日火曜日

*レシピ公開 青大豆とチョコレート*

ご無沙汰しております。
ヒヨリブロートです。
2月は毎月恒例キヌイチのみの出店予定です。
おかげさまで、少しづつ気持ちに余裕が出てきたような気がしています。相変わらず、時間には追われていますが。
ずっとやりたくて、出来ていなかったレシピ公開をひさしぶりに。
「青大豆とチョコレート」
このパンがあれば、鬼と恋人になれるかも。
って、みんなに豆をぶつけられて、鬼帰っちゃったかな、、、。
丹波市のうむ農園さんの自然栽培の青大豆をいただいたので、炊いてみたら、ビックリ!砂糖を入れる前から甘くて、ホックホク。こんなに大豆って味が濃かったんだとビックリしました。
チョコレートと合わせても、どちらの味も決して負けず、とても美味しいのです。
帰っちゃった鬼たちに、バレンタインを。
ベーカーズパーセントで記しています。
10倍すると粉1キロ分の仕込み量になります。
ふすま(小麦の外皮) 6
E65 64
はるきらり 30
塩 1.9
モルト(同量の水で希釈) 0.8
イースト 0.04
水 78
皮生地 635グラム(1キロ仕込みの場合)をとる
残りの生地に
ココア 5
水 9
青大豆の甘露煮 40
チョコレート 20
17度ホイロでオーバーナイト
皮生地50グラム 中生地150グラムでナマコ型成形
20分ほど常温で休ませて、焼成
バゲットを焼く温度帯で25分
青大豆は一晩水に浸し、少し固めに茹でる。冷めるまでそのままおく。
炊く前の大豆と同量の甜菜糖を加え、沸いたら弱火にして30分ほど炊いていく。
水面に豆が出ると割れるので、水を足しながら加減する。冷めるまで置いて、甘さが馴染めば完成です。
画像に含まれている可能性があるもの:食べ物

2017年10月29日日曜日

*本日29日も児島でパンを販売します*

せっかく児島に来たので、ジョンブルさんの見学をさせていただきました。これは、ラッパというミシンの道具。
道具って、美しい。感動しきりでした。
さて、本日も森の8カテン11時より営業いたします。
5000円札と50円玉、不足しております。もし、お財布に入っていたら、、、。エコバッグもお持ちくださいますと、とってもとっても助かります!
なお、本日のパンは多くが急速冷凍したものを解凍して販売させていただきます。再冷凍はオススメできないことご承知おきください。
黒のビニタイは冷凍、黄色のビニタイは常温でお持ちしたものです。
台風ですので、どうかお気をつけていらしてくださいませ。晴れていたら、ハイキングができるのですが。
自動代替テキストはありません。

2017年9月22日金曜日

*お問い合わせの返信状況について*

お問い合わせ、メール、メッセージ、コメント、キャンセルのご依頼をいただいている皆様へ。
それぞれの内容に合わせて1つずつ対応しております。
お一人3分でも、10人で30分。
100人だと5時間。
毎日、少しずつしかお返事できずにおります。
もちろん、パンを焼くこと、旅をすることが本業なので、その間にせっせとやつていますが、なにぶんお待たせしている状況です。
全員に定型メールみたいなのは、どうも苦手で、できるだけ、人間同士の会話がしたくて、なかなか効率的にはできずにいます。
どうか、お待ちくださいね。田舎のとおーーーい親戚のおばちゃんですから、仕事は早くないですが、1つ1つお返しします。
写真は本日お世話になっている梶谷農園さんのハーブたっぷりトムヤムラーメン。
明日、畑にお邪魔させてもらって、佐賀へ向かう予定です。
なぜ、梶谷さんのハーブは、味が濃くてエグ味は少ないのか。種だけではない不思議。もしかして、人間の持つ表皮菌か、、、。話は尽きません。
あ!日本ハッカとアニスヒソップパンは、美味しいいただきましたので、商品にしようと思います!
そろそろ季節が終わりなので、本格的には来年かな、、、。

2017年9月18日月曜日

*明日23:00~セブンルール見てください*

明日19日セブンルール、よろしくお願いします。
たぶん、ディレクターの高橋さんの編集と構成がとってもよいので、普通のパン職人の私がちょっと特別に見えるかもしれません。
でも、いつもどおり、朝起きて眠い目をこすって、小豆をはかろうとして床にぶちまけて、一生懸命掃除したつもりが、ふとした時にころころと出てくる。
そんな毎日です。
好きだったら、誰でもできる職業です。
たくさんのパンを買ってくださっているお客様にとって、私自身が、知らないどこかの誰かではなくて、ちょっと離れたところに住んでいる遠い親戚くらいの存在になれたらいいな。
悩んでいる方が、私を見て、ちょこっと笑顔になってくれたらいいな。
これまでかかわってくださった人たちに、塚本生きてます、が伝わるといいな。
すでに来週の予告のおかげで、たくさんご注文をいただいており、発送が来年になりそうです。
お待たせしますが、そのうち必ずお届けします。
見てください。

2017年9月11日月曜日

*9月14日(木)~19日(火)新宿髙島屋美味コレクション パンのご案内*

新宿髙島屋。
以前に日本橋高島屋でシニフィアンシニフィエの販売員をやっていた身としては、あの高島屋の催事に出るということ自体が嬉しさと緊張の両方があります。
しかも、丹波の相棒cafe ma-noがカフェスペースで出店すること、大事な友の島根のベッカライコンディトライヒダカのパンと並んで販売されることが、私の生き方やパンに大きな影響をくれた仲間なので、とても感慨深いです。
話し出すと、明朝になってしまいそうなので、cafe ma-noとベッカライコンディトライヒダカの話は省略しますが、もしも、ヒヨリブロートのパンを求めて行ってくださるのであれば、この二つのお店もチェックくださると嬉しいです。
さて、本題のパンのご案内を。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
・カンパーニュ
 青森県白神アグリサービスのライ麦粉と、茨城県宗像ファームのゆめかおりが主役の田舎パン。ルヴァン種の酸味と粉のうま味が、しっかりした味付けの肉料理や、クリーム系の料理ともよく合います。
・食パン
 定番商品となりましたシンプル食パン。小麦、塩、モルト、酵母だけの配合で、毎日食べても飽きの来ないおいしさです。湯種を使用することでしっとりむっちり食感です。
・ラベンダー
 フランス産のラベンダーを練り込んだブリオッシュ。自家製のヨーグルトをたっぷりと、少しのライ麦粉で、味はさっぱりとしていて、食感は優しく軽く仕上げています。丹波市氷上町の芦田ポートリーのこだわり卵を使用しています。
・ブルーベリー
 奥丹波ブルーベリー農園の有機JAS認証をうけたフレッシュブルーベリーを低温のオーブンでゆっくりセミドライに。西山酒造場の丹波深山白ぶどう酒で漬け込んで、ホワイトチョコと一緒に焼き上げます。
・トマト
 丹波市山南町のふえのみち農園の7種類のプチトマトを、果汁がこぼれないように手をかけながら、じっくりロースト。イタリア産FRATELLI CAMPANAのオリーブオイルで漬け込んでいます。よつ葉乳業の国産シュレッドチーズと合わせて。
・酒粕と黒さや大納言
 丹波市春日町の希少な黒さや大納言小豆を、甜菜糖でコトコトと。大事に形を残して炊き上げます。古くから献上品として使われてきた、丹波の至宝です。山口県酒井酒造の酒粕が香る生地で巻いて。
・かぼちゃ
 丹波市の小麦とかぼちゃの組み合わせ。山南町の竹岡農園の鶴首かぼちゃと、市島町のうむ農園の手刈り天日干しの無農薬小麦です。玄麦のまま預かって、お店の石臼でゆっくり粉にしていきます。挽き立ての小麦の香りは絶品。丹波の大地の恵みを味わって。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今回のラインナップは、あえて丹波の食材を大目に使用しています。
千葉で生まれ育ち、丹波に引っ越しをして1年半。
まるで、丹波が地元かのようになってきました。
今回、熱烈にオファーをくださった新宿髙島屋の催事部長佐藤さんが、Iターンで地方で、その土地の美味しいとつながって、頑張っている人をフューチャーしたいと言っていただいての出店だったので、私が選んだ食材も多くがIターンで農業を始めた方のものです。
ちょっと手のかかるものばかりになりましたが、それだけ思い入れのあるものばかりです。私がパンを学んだ東京の皆様に、ぜひ食べていただければ幸いです。

2017年9月6日水曜日

*丹波の農家さんめぐりの幸せ*

本日、丹波市内だけで100キロ超えの走行距離で、食材受け取りに回ってきました。
左手前から、殻付きくるみ、ブルーベリー、たまねぎ、小麦、鶴首かぼちゃ、バターナッツかぼちゃ、えびすかぼちゃ、子どもピーマンとハバネロとジョロキアと満願寺とうがらし、丹波大納言黒さや小豆。
よっし。役者は揃った。
早速小麦を小麦粉に。

2017年7月26日水曜日

*7月26日現在のパンセットの配送状況について*

丹波に帰りました!月齢は3。
さっそく、パンを焼く期間に入ります。
見て見てーーーー!
丹波の井上農園さんと、ことのはファームさんを回りまして、きゅうり、トマト、トウモロコシを預かってまいりました!
これでパンを焼きます。
無農薬野菜が、こうやって生産者さんから直接受け取れる幸せ。
どんなパンにしようか、これから悩みます。
ラベンダーのパンの評判がとってもいいので、これもしばらく焼こうかしら。
現在、注文いただきますと8月前半にはお届けできると思います。ご注文お待ちしております!

2017年7月23日日曜日

*24日 アトリエタブリエにて販売予定のパン 白小豆と放牧牛乳のヨーグルト*

白小豆というものを皆さん知っていますか?私は初めて知りました。
「きたほたる」とやま農園さんが一握りの小豆を大事に毎年育ててきた、柔らかな象牙色の小豆。えぐみが一切なく、でもきちんと小豆。上品な美味しさ。惚れてしまい、生豆を探しあちらこちらへ。パン職人駆け出しの頃からお世話になっている、都鳥さんの計らいで、なんとか買うことが出来ました。
完全放牧で育てられたしんむら牧場の飲むヨーグルトと一緒にパンにします。
ここの牛たちは、心からのびのびしていて、牛乳が臭くない。昔ながらのしっかり酸味の効いたヨーグルトが牛乳の甘みと良いバランス。
こんな贅沢な十勝スペシャルは、もうできない気がします。たくさんの感激が、生きているうちにパンにできるのは、今だけ。旅するパン屋の仕事。
24日 札幌 アトリエタブリエ 11:00オープン
思い切って、たくさん焼きます。月曜日だし、馴染みの土地でもないのですが、去年1時間で売り切れて、反省しました。もう、残念な想いはさせない。男前塚本発動中です。
札幌市豊平区西岡2条11丁目11-1
http://www.atelier-tablier.com

2017年7月18日火曜日

*次の三日月が出るまで、、、旅のお知らせ*

さて、ヒヨリブロートは明日月齢24より旅する期間に入ります。一週間ほど、お問い合わせ等へのお返事が遅れることが予想されます。どうか、次の三日月が現れるまで、夜空を眺めてお待ちくださいますと幸いです。
今回の最初の目的地は、この芸術的なアンパン(全長40センチはあります)を作る満寿屋パン(http://www.masuyapan.com/)の本拠地である、北海道十勝です。
前田農産(http://www.co-mugi.jp/)さんにお世話になり、刈り取り目前の小麦畑を訪れます。日本とは思えないほどの広大な小麦畑。普段目にする農業とは、また一つ異なる世界を見て感じてまいりたいと思います。この大地が、国産小麦の未来の一翼を担っている。帰ったら、また新しいパンと、自分と出会える気がしています。
ちなみに、このアンパン。注文時のみ焼いてもらえる、特別な一品。この飾りパンのような美しい躯体にはあんこがきちんと隅々に。生地もしっとりと甘すぎず、前職のシニフィアンシニフィエのメンバー全員で、一瞬で食べてしまったのを思い出します。こんな技術のある職人さんがいる。10年ではこのレベルには行けないと思う素晴らしいパンです。
実はヒヨリブロートの石臼は、こちら満寿屋パンさんから寄贈いただいたものだったりもします。北海道小麦を自家製粉までしている名店。
都立大前に東京本店がオープンしておりますので、関東の方もぜひ

2017年6月15日木曜日

*麦秋 小麦は収穫の時*

丹波でずっとお世話になっているうむ農園の小麦の刈り取りにお邪魔してきました。
なんと、手刈り天日干しの貴重な麦をわけていただけることに。自然栽培のふく小麦という品種です。
人生で初めて手で麦を刈り、不思議なご縁で麦畑で3人のパン職人が麦を前に語り、うむ農園のお二人の働くかっこいい姿を見させてもらいました。
麦秋。
梅雨が少しとぼけて、晴れが続いてくれて本当によかった。
短い時間でしたが、お二人の笑顔に、バトンを渡された気がしました。

2017年5月23日火曜日

*山口県 せときららの神尾さん*

旅の期間、最初の目的地は山口県。
神尾さんの圃場を見させていただきに。
後2週間程で刈り入れを迎える麦たちは、ほんのり黄色くなってきていました。
今、一雨くれば、一段と大きく育ってくれるその時。お天気の神様、よろしくお願いします!
せときらら。この小麦でパンを焼ける日も近づいてきています。
愛車あずきも、初夏のおめかししてもらいました。
さて!次の目的地へ。神尾さん、素敵な時間をありがとうございました。また、来させてください。次は草刈りに!

2017年5月3日水曜日

*5月27日 ヴァンボヤージュ ドメーヌテッタ*

このイベントのランチの部に、パンを焼かせていただくことになりました。
打ち合わせついでにドメーヌテッタさんを見学させてもらってきました。
丘の上、本当に何にもないところに、突然現れるモダンな長方形。
これがドメーヌテッタです。
オーナーの高橋さんの案内でぶどう畑と醸造所、そして、ワインを寝かすケーブを拝見しました。
広大なぶどう畑はもともと耕作放棄地。
ちょっと草が生えているどころか、蔦と木と草が鬱蒼と生い茂るところを、少しづつぶどう畑に復活させていったのだそうです。
ちなみに、そんな荒れ果てた土地から掘り出されたのが、ドメーヌテッタのシンボルのパンダなんだとか。
ぶどうの木はそのため、まだまだ、若い。今も毎年新しい苗を植えているそうです。
石灰と粘土が縦に交互に重なる不思議な地層。ちょっと見た感じでは、とても農業に向いているとは思えないような、ゴツゴツした大地です。
赤と白に青い空が美しくも、少し怖いほどです。
高橋さんが微笑んでいるのは、ケーブ。実はここ、石灰岩の採掘トンネル。特別に中を見させていただいたのですが、ヒンヤリとした空気、滴る地下水。そして、艶めく白い石灰岩。
こんなところでドメーヌテッタのワインは眠りにつきます。
こんなところに来たら、パン屋としては、やっぱりシュトレンをここに寝かせられないかしら、、、という妄想が膨らみます。が、これは、また別の話。また次の機会にお話ししましょう。
さて、テッタレーズンで起こしたレーズン種、順調に育って来ています。
当日用はこの種で仕込んだレーズンパンと、岡山といえば桃太郎ということで、きびだんごならぬきび粉を使ったカンパーニュを予定しています。
料理は、おなじみフレル食堂が野山の恵をランチメニューに。
ワインはもちろんドメーヌテッタ。
衣装提供は岡山のジーンズメーカー、ジョンブル。
総指揮は、すでにテッタパンダを我が物にしているワインスタイリスト大野明日香さんです。
ぜひ、リンクから詳細をご覧くださいませ。
なお、ディナーの部はこちら
https://www.facebook.com/events/1727989714158477/?ti=icl

画像に含まれている可能性があるもの:1人、屋外、自然画像に含まれている可能性があるもの:1人
画像に含まれている可能性があるもの:空、植物、雲、屋外画像に含まれている可能性があるもの:雲、空、山、屋外、自然

2017年4月27日木曜日

*筍の季節*

筍が来ました!!太くて見事。
剥いてさえもかなりの大きさです。
ごめんね。先に裸にして。
しかも糠がなくて、玄米で炊くことに。
おいしくなぁれ。
どんなパンにしようか、考え中です。
丹波市山南町笛路村の筍は去年も使わせてもらったのですが、アクが少なくて、香りが良くて柔らかい。
楽しみです。
にしても、筍の毛にやられて、腕が痒くなります。
丹波の美しい夕焼けをおすそ分け。

2017年4月11日火曜日

*バラとイチゴのクグロフ完成しました*

天満屋円山マルシェの特別パン
バラのクグロフ焼き上がりました。
主催の佐野さんに出会って感じた、可愛らしくて、芯があって、内に秘めた熱がある。そのイメージはバラの花でした。
たっぷりのバラの花びらと合わせたのは、奈良のバウムクーヘン屋さんデルベアのイチゴジャム。ご店主の熊倉さんの作るものは、直球勝負。無駄なものを全て切り落とし、素材と腕で唯一無二のものを作られる方です。
今回のイチゴジャムは、奈良のブランド苺、古都華。甜菜糖でしっかりと炊かれたジャムは果物の美味しさだけではなく、カラメル化された一体感がすばらしいです。
このジャムを食べると、自分の作るジャムではバラの香りとのバランスがとれないな、、、と思ってしまいます。
生地にはスペイン産マルコナアーモンドとヘーゼルナッツのプードル、仕上げはチェリーの洋酒キルシュにしました。
バラと苺を引き立てるように、上品で上質なものを。
自家製のルヴァンとヨーグルト、発酵バターの生地は口溶けがよく、すっきりとした後口です。
実はイメージは固まったものの、レシピは直前まで悩んでいました。
個性の強い食材を選んだので、それぞれの食材を食べては、全体のバランスを考え直しの繰り返し。
1個3000円です。
自分で言うのもなんですが、なかなかのお値段。
各日限定6個。
美味しいお茶を入れて、気持ちの良い白い服を着て、佐野さんみたいに背筋を伸ばして、この気品のある発酵菓子と向き合っていただければ幸いです。
たまには、そんな時間も素敵だと思います。
あー、言っておきながら、皆様のお口に合うかドキドキです。

2017年4月7日金曜日

*テロワール*

こんな時間ですが、いい日だったので、ちょっと共有を。長いので、お時間ありましたら。
新しいアイデアってどういう時に湧いてきますか?
私の場合は、猛烈に忙しいときに、なぜかふと降りてくることがあります。イメージが肩をたたいてくるような感覚。
今日もせっせと発送用のパンを焼いているときに、その感覚はやってきました。
塚本の頭の中は、自分でも説明しがたいのですが、何とも複雑に絡み合って重なり合っていて、常に10個くらいのことを考えています。
今でいうと、こんな、、、。
・5月27日ヴァンボヤージュのドメーヌテッタさん用
・4月12日発送岡山天満屋
・円山マルシェ佐野さんをイメージしたクグロフ
・米をデザインするファイブスクエアさん用
・足立醸造、生しょう油麹をどんなパンにするか
・熊本スロージェラートさんのカフェ用
・月末のワインバー用のパン
・友人の結婚祝いパーティー用
・熊本でウィンディアンブレラいけないか
・衣壱用
・友人のパン屋オープンのヘルプ
・7月札幌、10月東京
・ノープロブレムを広げたい
・刺繍の勉強したい
・黒木瞳が好きな父が丹波に来る
そうしたら、突然に足立醸造とドメーヌテッタがつながってしまったのです。
ワイン醸造所のドメーヌテッタは岡山県新見にあります。ワインスタイリスト大野さんと、フレル食堂西原さんの計らいで、5月27日に開催されるヴァンボヤージュというイベントでパンを提供させてもらうのですが、先日これを使ったらどうかと、ニューピオーネと安芸クイーンのレーズンをお預かりしていました。
テッタさんのワインもいただいて、漬け込んで、リッチな葡萄パンにするか、、、くらいに思っていたのですが、、、
「醤油ってのは、もともとその土地のものなので、地元の人が買いやすい値段でありつづけたいのですよ」
突然に、足立醸造の5代目学さんと先日していた話が頭の中に。
はっとしました。
ドメーヌテッタの高橋さんはワインをただ作っているわけではなく、新見という土地を生かして、町を活性化させたいというようなことをホームページから感じていました。
あ、私が作らせてもらうパンは、テッタそのものでなければならない。それは新見そのものであるということ。
テロワールだ。
思いっきり作業中だったので、とにかく忘れないようにメモ書きを。
足立醸造の学さんは5代目。多可町という町に根を下ろし、町と共に続いてきた醤油蔵。
ドメーヌテッタの高橋さんは、まさにそのスタートライン。ここから先、きっと何代にもわたって、新見の町で生き続けていくワイン蔵。
ちょっと手が空いた隙を使って、学さんに全く伝わらない興奮気味のメッセージを送り、高橋さんに地元の小麦農家さんを紹介してもらえないかお願いし、友人に岡山にいい塩がないか聞き。
これで一つパンのイメージは固まりました。
ドメーヌテッタのレーズンから作ったレーズン種で、
できれば、新見で作られた小麦を使い、
岡山の瀬戸内海の塩を使った田舎パンを。
本当は今日はたっぷり仕事が詰まっていたのですが、居ても立ってもいられず、テッタレーズン種と、足立醸造の生しょう油麹種を起こしてみました。
日本とフランス。穀物か果物か。調味料か飲み物か。
全く異なるように見えるけれども、どちらもその土地の収穫物を使い、その土地の菌と生きる醸造所。
小さいころ、父は工作員なのよと母に教えられた転勤族の子である私には根っこと言える場所が実はない。だから、テロワールという言葉を頭では理解しているつもりでも、腹の底では理解できていなかったのが、すとんと落ちた感覚でした。
さぁ、ヒヨリブロートも小さな小さな醸造所。
偉大なるドメーヌテッタ、足立醸造に捧げるパンを焼こうではありませんか。
酵母がうまくいけば、、、ですが。
自動代替テキストはありません。画像に含まれている可能性があるもの:食べ物
画像に含まれている可能性があるもの:飲み物画像に含まれている可能性があるもの:食べ物

2017年3月26日日曜日

*マーノ春のパン祭りありがとうございました*

今さら感満載ですが、今日のカフェマーノでの久美と恵とパンと。に焼いたパンです。
これ準備していたのに、あまりの忙しさに、まったく渡せませんでした。明日の朝食べる用にまだパンとってあるという方いらっしゃいましたら、見てやって下さいませ。
今回、初めて塊の生ハムを使いました。生ハムは糸で縫ってあることご存知ですか?こうやって、雑菌が入らないように、豚肉をきっちり形にするのだなと、イタリアのサンダニエーレ職人さんの仕事に感嘆。
手切りで食べてみると、強烈な甘みと旨みに加えて、獣臭が口に残ります。改めて、サルメリア69さんのスライスのテクニック、難しさを感じました。あの透けるような薄さに切るから、舌の上でとろけるのですね。奥が深いです。
生ハムが生きた動物であったことをこんなにも感じられるのも、素晴らしい生ハムの証。
これを生かして、臭みだけ取るにはどうしたらいいものか。
少し迷って、あ、紅茶!と思ったのです。紅茶は緑茶が酵素分解してできているので、香りは臭みを消し、酵素が肉を柔らかくします。豚肉のブロックを煮るととっても美味しいのです。
そこから、紅茶を淹れてみて一緒に食べてみて。
うーん、ちょっと紅茶が強すぎて、生ハムの良さが弱まってしまうな、、、プーアル茶がいいな。手元にあったかな、、、。なんて、お茶の棚を見ていたら、目に入ってきたのが日本唯一の発酵茶、碁石茶。
これは酵素だけではなく、乳酸菌発酵なので、甘みとほんの少しの酸味もあるのです。淹れてみて、日本の風土らしく強すぎない味もとても良く合いました。引き立てるのに、後味はすっきり。
こうしてできたのが、サルメリア69生ハム×碁石茶パンです。焼けるまで、自信持てなくて、はっきりご案内できませんでしたが、試食してみて肩を撫で下ろしました。
美味しいと思います。
また、焼きますので皆様、その際は私の憧れの生ハムを一緒に感じてくださいませ。
本日は、ありがとうございました!
良い夢を。
自動代替テキストはありません。画像に含まれている可能性があるもの:食べ物
画像に含まれている可能性があるもの:食べ物画像に含まれている可能性があるもの:食べ物
自動代替テキストはありません。

2017年3月24日金曜日

*明日3/25はマーノ春のパン祭り サルメリア69*

来ました。サルメリア69の生ハム。
パンの扱いはわかるが、ハムの扱いは、、、。
先ずは試食です。
あわわわ。

2017年3月14日火曜日

*サルメリア69の生ハム*

使います。
近日参加予定のイベントに持っていきます。
詳細は、最後の方でまとめますのでご覧ください。
店主塚本が、まだ東京の世田谷区民だった頃、自分へのご褒美で時々食べていたのが、この生ハム。
サルメリア69は成城学園の生ハム屋さん。ご亭主の新町さんは、おかっぱヘアの見るからに変わり者。
お店に伺うと、全然勝手に買わせてはもらえません。好みを聞かれ、今はいっている生ハムたちの状態を語り、現在のカット状況で食べ方と食べる時間をすすめられ、いつだって、それではお任せでお願いしますになってしまうのだが、餅は餅屋。ハムはハム屋。
絶対に間違いがないのです。
この際、話を聞かない手もあるのですが、当時は一方的な羨望のまなざしの先にいた新町さんの、その嬉しそうに話す様が素敵で、いつも滞在時間が伸びるのでした。
新町さんがスライスした生ハムは、まるで、ヨーロッパのアンティークのレースのように、繊細で美しく、儚い。
それから数年ののち、今はサルメリア69バッジをご本人からプレゼントされるところまできた今。ついに時が満ちたのを感じます。
薄くスライスして乗せるのではありません。
きっと私のスライスじゃ、新町さんのそれには微塵も近づけないので、その幸せは新町さんといつか直接コラボできるときに。
塊の生ハムを、ぶつ切りにして、荒くたたいて、入れて焼きます。
もう、想像しただけで、焼けるにおいでご飯おかわりできます。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
こちらのイベントで販売します。
〇3月25日(土)
 久美と、恵と、パンと。
  兵庫県丹波市 cafe ma-no
  11:00~完売し次第終了
 https://www.facebook.com/events/237697586639788/
ーーーーーーーーーーーーーーーー
いくつかの食べ物は、食べる側に覚悟がいると思っていて、その覚悟こそが愛おしい。
サルメリア69のスライスされた生ハムは、命が短い。
新町さんは、まだ知らない人だった頃から変わらず、
「なるべく早く食べてください」これだけはお客さんに有無を言わせなかった。
明日、お友達と。はっきり言って渋い顔をする。
持って帰る数時間でさえも、ちょっと嫌そう。
サルメリア69さんの生ハム。昔ながらの和菓子屋さんの豆大福、そして麩まんじゅう。尊敬してやまない蕎麦屋さんも。
コンビニで買える食べ物は、いつまでも柔らかく、時に何カ月も日持ちしたりする。それは昔に比べると格段においしくて、安全なんだけど、、、。
作り手と食べ手の、阿吽の呼吸。実はそこに美味しいという美学があるのかなぁなんて思ったりする。
あ、安心してください!ヒヨリブロートのパンは、もうちょびっとのんびり楽しんでもらえますよー。笑。

2017年3月7日火曜日

*野菜野菜野菜、、、*

明日焼きのパン用の野菜たち。
私、本当にパン屋かしら。
下処理に2時間ペース。でも美味しいので楽しい。
全員作ってる人の顔がわかるので、思い返しては頬がゆるみます。