2017年2月26日日曜日

*人生のひと皿 オーボンビュータンのファーブルトン*

黄金色に焼く。その意味を思い出させてくれるお菓子。
オーボンビュータンのファーブルトン。
表面の色ではなく、中の中心が今どうなっているのか、感じられる、想像できる感性を。黄金色にしたいのはそこだ。
人間もおんなじ。中まで美味しい人でありたい。

2017年2月23日木曜日

*2月26日 丹波市青垣町 衣壱にてパン販売します*

今月も第4日曜日に開催される丹波市青垣町「衣壱」にて、ヒヨリブロートのパンを販売いただきます。
今回のラインナップは
・バゲット
・ふすまとヨーグルト
・食パン
・かぶと醤油粕
・レーズンとくるみ
レーズンとくるみは衣壱のために新しいレシピで作りました。表面にまぶしたゴマが香ばしく、よく合います。
スライスしたバターをのっけて食べてくださいね!
急速冷凍で保管していたものを解凍して販売させていただきます。再冷凍はお勧めいたしませんので、ご了承くださいませ。数日で食べきれる分をどうぞ。
それにしても、さっきから、我が実家の愛犬が久しぶりに会ったせいか、膝から降りてくれず、仕事がはかどりませんが、かわいくて無理やり降ろすこともできず。。。
かわいいとは罪なことですね。

2017年2月18日土曜日

*3月19日 人形町イベントで販売予定のパン*

19日人形町モリモトハウス 販売用パンのご案内
いやいや、なんせ明日じゃないですか。すいません。間も無く今日になりますし、、、。すいません。心から。
各所から、なんのパン販売されますかとお問い合わせをいただきながら、とにかく焼かないことには売れないということで、必死にパンを焼いておりました。
やっと、本日の厄神大祭を終え、夜行バスに乗り込みましたので、落ち着いてご案内を。ギリギリですいません。
・ふすまとヨーグルト
茨城県宗像ファームのふすま(小麦の外皮)をヨーグルトと少しの蜂蜜で。ふわふわしっとり。
・酒粕バゲット
島根県出雲、十旭日の酒粕を使用。ほんのり甘く感じるのは麹のおかげ。
・大納言
酒粕バゲットにたっぷりの北海道大納言小豆を。
・食パン
毎度お馴染み、小麦粉、塩、酵母、水の究極のシンプル。
・カブと醤油粕
丹波市松本家のはくれいかぶに福岡県糸島のミツル醤油の醤油粕。
・金柑とミント
バウムクーヘンの名店、デルベアより届いた金柑ジャムをペパーミントと合わせて。
・ブルーベリー
丹波市青垣町の木の上で完熟したブルーベリーをオーブンでドライに。カシスリキュールで漬け込んで。こんなに贅沢に使えるのは生産地ならでは。
・味噌と味醂
兵庫県多可町の足立醸造の味噌が美味しくて、できたパン。三河みりん、ごま、カシューナッツで香ばしく。
・りんごとみかんとぶどう
青森県白神アグリサービスのドライりんごをメインに、温州みかん、レーズンと合わせて。丹波市西山酒造場の梅酒でフルーツを漬けています。
・ごぼう
島根県自然栽培のはんだ牛蒡を。イメージしたのは牛蒡のポタージュ。美味しすぎて、この冬ずっと作り続けたパン。
ブランチメニューには、茎ブロッコリーとペッパーシンケンのチャバタもお出しする予定です。
明日はみなさまとお会いできるのを心から楽しみにお待ちしております。
よかった。明日のうちに投稿できました!良い夜を。

*イベント出店 柏原八幡厄神大祭でお待ちしております*

本日も柏原八幡厄神大祭にてお店出してます。遊びに来てくださいねー。
開店します!

2017年2月17日金曜日

*パン屋の日常 茎ブロッコリー編*

人参は諦めて、橙とカモミール仕込みました^_^
そして、次はこれ。
スティックセニョール。茎ブロッコリーです。
都会でこの量は使えない!!!贅沢。

2017年2月16日木曜日

*パン屋の日常 ごぼう編*

切っただけで息切れ。ゴボウ2.5キロ。

*醤油の大豆油、使ってみました*

醤油の大豆油のその後。かぶと醤油粕とすっごく合います。柏原八幡厄神祭に持って行きます。
カブの独特の癖と、醤油の荒々しい大豆発酵臭がバランスをとるのでしょうか。
醤油の大豆油は、多可町の木樽の醤油蔵足立醸造のもの。
醤油粕は、福岡県糸島のミツル醤油。
カブは丹波市松本家。
チャバタに入れます。

2017年2月14日火曜日

*WEB SHOPの発送状況のお知らせ*

大変大変申し訳りませんが、現在、たくさんのお客様にご注文頂戴しておりまして、パンの発送に1カ月ほどお時間頂戴する事態が発生しております。
本当にうれしいことに、3回セットでご注文いただく方が増え、新しくご注文いただいた方の発送がなかなか組み込めない状況です。
4日ごろにご注文いただいた皆様、3月初旬のお届けになりそうです。どうか、こんなスタイルではございますが、末永くお付き合いくださいますよう、よろしくお願いいたします。
お待たせいたします分、田舎の親戚から届くような、ちょっとカッコ悪いんだけど、なんだかほっとして、大地の味がして、いつもの食事がご馳走になるようなパンをお届けしていきたいと思います。
ーーーーーーー
焦っているんでしょうね。
今日、久々に思いっきり火傷をしました。お恥ずかしい。
こんな時は、ココナッツオイルを塗って、カバーを。その上から、氷で冷やします。が、今日は時間がなくて、まさかの冷凍ご飯を保冷材の代わりに養生テープで貼りました。笑。
ヒリヒリしなくなるまでしっかり冷やすことと、ダメージを受けた皮膚を守ることで、治りが格段に早くなります。
今日は、皮膚はかろうじて残ってくれたので、これでいいですが、皮膚が持っていかれてしまった時は、オイルは塗らず、直接ラップをぐるぐるに。菌が入らないようにと、皮膚の代わりです。
この場合は早めに病院へ。病院でもらえる水を含んだばんそうこうみたいなのを貼ると、本当に治るのが早いですよ。
さて、仕込みに戻ります。みなさまよい夜を。

*材料の話 醤油の大豆油*

次なる狙いの食材はこちら。
さて、なんでしょう。
答えは醤油を絞るときに出る大豆油。
醤油の発酵臭が荒々しく残ります。結構好き。
これが使えると、醤油屋にとってはノーベル賞級の発明らしいですよ。

2017年2月13日月曜日

*フランケンシュトレン寝かせてみました*

こんな時間ですが、1ヶ月寝かせたシュトレンを切ってみました。明日ついにシュトレン発送を始めるので、食味検査。
検査ですって。ね。検査です。まさか、切ったの全部食べたりしてませんって。
言ってもいいでしょうか?小さい声にしておきます。
おいしい❤️
本当にほっとしました。やはりシュトレンは寝かせて食べたいと思っていましたが、米粉がどこまで耐えてくれるのか、不安に思っていました。
びっくりするほど、フルーツがよりフレッシュに感じられます。
よし、明日に向けて、もうひと頑張り。
っていうか、今日ですね、、、。
あ、バックが乱れていますが、、、見なかったことにしてください。

2017年2月12日日曜日

*材料の話 みどりバター*

新しいバターと出会いました。
色は真っ白!これは、穀物飼料が少なくて、牧草が多いってことなのかな??
とにかく、気に入りました。
初めて知ったみどりバター。
これで何作りましょう!!

2017年2月10日金曜日

*丹波市三十路式に送るパン*

連投失礼します。
明日の丹波市、三十路式用のパンを焼きました。
悠々の森、花田さんが作ってくれたベーコンとアーモンドのバゲット。
彼は、小麦アレルギーでパンが食べられない。なのに、開店の時、お祝いにと自家製のベーコンをプレゼントしてくれました。
粋なはからいに涙。
塩とハーブと煙。本当にシンプルなもので作られる、丁寧な仕事という贅沢品。
何か特別なタイミングで使いたいと思っていましたが、丹波市の30歳の若者の門出を祝う会なら、言うことなし。
花田さんとヒヨリブロート、丹波の30代先輩達より後輩の門出を祝して。
お願い。雪よ止んであげて。
おまけのようですが、奥はバレンタイン直前なので、クランベリーとチョコレートのパンを。

*道具のこと スケッパー*

この青いスケッパー、只者ではないのだ。志賀シェフご愛用。私も他のを使っていたが、友人にプレゼントしてもらったら、もう、彼のいない生活には戻れない。

*ドイツ人マイスターによる講習会 千葉県松戸市に変更になりました*

こちらのご案内ですが、大変申し訳ありませんが、千葉県ツオップにて、2月28日に変更になりました。
関西の皆様とお会いできる日をまた楽しみにしております。予定調整くださったみなさま、たいへん、たいへん、失礼いたしました。

https://www.facebook.com/hiyoribrot/posts/1650208278606811

2017年2月8日水曜日

*発酵食品のご飯会しました*

地球を支配しているのは菌だと思う。
いくつか気になる発酵食品との出会いがあったので、菌好きの仲間と食べてみました。これは、完全なるリア充投稿なので、お腹すいている方は要注意でお願いします。
・碁石茶
高知県で作られている、日本唯一の発酵茶。
ウーロン茶よりもすっきりしていて、プーアル茶よりもまろやか。それでいて、ほんのり甘みも感じられて、石のような見た目からは想像もつかない美味しさ。
いったいこれは、どんな発酵なのか、気になりすぎるので、近いうちに見にいきたいなと思っています。
・ふぐの卵巣の糠漬け
超猛毒のふぐの卵巣を日本人は食べられる技術をもっている。びっくりのあまり、すぐに調べて送っていただきました。塩で漬けて、糠漬けにして数年たつと、ふぐの毒は消えてしまうそう。浸透圧で毒素が抜けるのか、酵素が毒を分解するのか、、、不思議すぎる食べ物。何人死んだことか、、、。
あまりの濃い旨味。普通は薄く切って、炙って酒のつまみにするそうなのですが、間違いなくパスタにはよくあいます。フレッシュな菜の花と合わせて。
味はからすみとウォッシュチーズの中間に強めに塩を足した感じ。ジャガイモとマヨネーズとあえて、パンにのせるディップにしてもよさそう。
・高秀牧場のチーズ3種
いすみの白い月、フロマージュブラン、まきばの太陽の3種。こちらの牧場の牛たちは、多くの飼料が国産。特に地元千葉県いすみの地域の循環の中で育っています。米、えん麦、草を三毛作で作り、サイレージという発酵を経て餌とし、その糞尿を適切に処理し、畑に戻す。こちらの牧場とチーズの話はまだまだつきませんので、またの機会に。
いすみの白い月は柔らかい酸味でクリーミーな短期熟成タイプ。フロマージュブランは、生クリームとヨーグルトの間のような、それだけで上等なデザートのようなフレッシュチーズ。
一番のお気に入りはまきばの太陽。ルブロッションに近い、セミハードなウォッシュチーズと思います。少し匂いがありますが、食べると全くそれを感じさせないマイルドでモチモチとした食感。ルブロッションを真似て野菜の上で焼いてみましたが、やはり美味しい。
・ミツル醸造の醤油
福岡県糸島で、木樽での醸造を復活させたばかりの醤油。2011年、2012年、2013年、再仕込み醤油をテイスティング。年ごとに異なる旨味、香り、塩味があります。
ふと、フロマージュブランにかけてみたら、、、うまい。発酵食品の掛け算はやはり無限。
・足立醸造の生醤油麹
丹波の隣町、多可町の老舗醤油蔵、足立醸造の足立さんが持ってきてくれました。生しょう油&生麴という生きている菌だらけの一品故、もちろん冷蔵保管。振動で活性化されてうっかりすると蓋が飛ぶ危険すら秘めていそうです。
食べると納得のうま味。醤油に味醂が添加してあるかと思うほどに、琥珀色の甘味がたまりません。パンじゃない。餅だ。餅をくれ、、、。
こんなにおいしいですが、あまりにも繊細なので、足立醸造本店のみの取り扱いなんですって。各地の友人たちに送りたい美味しさだけに、、、みなさま、もう丹波までお願いですから来てください。
この日は、カフェマーノの店主北さん&スタッフ恵さんと、婦木農場でジャージー牛を育てながらサンマルセランを作っている婦木さん、しょう油作りから営業まで世界を股にかけている足立醸造足立さんという、それぞれの分野のプロがたまたま集まってしまった発酵食品の夕べ。相当にマニアックな話が飛び交いましたが、またそれは別の話。またの機会にお話ししましょう。
皆様も、おすすめの発酵食品がありましたら、教えてください。
シュールストレミングは、、、ちょっとまだ勇気が出ませんが。
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2017年2月5日日曜日

*2月5日千葉県大多喜 チーズ工房【千】senイベントのご報告*

本日の大多喜、チーズ工房【千】senでのイベント、おかげさまで完売いたしました。
お越し下さった皆様ありがとうございました。
そちらで知り合った書道家のバーバラこと馬場貴海賀さんにしたためていただきました。
目を見ただけてで、この言葉。
アーティストってすごい仕事です。
みんなで翔ぼうよ。
多謝
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2017年2月4日土曜日

*竹岡農園のあやめ雪 カブパンになりました*

カブパン。
カブが瑞々しすぎる!!!これは、全く長持ちしないパンですので、明日中に食べていただくパンとして、大多喜のイベントにお持ちします。
醤油粕とあわせて。甘い冬の味。
終わりが近づくと、なんだか冬がいってしまうのが残念に思えて来ます。

*竹岡農園のあやめ雪がきた*

こんな時間ですが、丹波の仲間から、あやめ雪というすこぶる美味しいカブが届いたので、パンに。
発酵の間、少し眠ります。
千葉県大多喜のイベントにお持ちいたします。
自然の色は美しい。

2017年2月2日木曜日

*オーブンの話 その②*

前回のオーブンの話が、思った以上に反響が大きくて、続編を書きたくなりました。今日は、修業先シニフィアンのオーブンとオーブン担当の話。
ながーーーーーいので、ご興味ある方はどうぞ。
というのも、昨日、両手の平に軽くやけどをしました。
全く焦っていないタイミングで、パンの網の上から炉床を触って、その隙間が火傷、という笑えるもの。
軽傷すぎて、気にするほどでもないのですが、思わぬところで、くだらない火傷をしちゃうって、パン屋あるあるな気がしています。
そこで、シニフィアンシニフィエ時代に、初めてオーブン担当をやらせてもらった頃のことを思い出しました。
自分で言うのもなんですが、見てられないぐらい腕が火傷だらけになったものです。ついでに、日々、何かを焦がす夢を見て、うなされる。。。笑。
みなさま、パン屋の腕に出来立てほやほやの火傷の跡があったら、それは実はまだオーブンに慣れていない恥ずかしいことなので、どうかそっとしておいてあげてくださいね。
その火傷で思い出したからか、久しぶりにシニフィアンシニフィエのオーブンを使っている夢を見ました。
以前にちょろっと書きましたが、シニフィアンのオーブンはルクセンブルクハイン社のロールスロイスと言われている窯。
残念ながら、探してみたのですが、写真は私の携帯には残っておりませんでした。
とにかく大きくて、現在、私が使っているオーブンの約7倍の大きさ。1段にフランス鉄板7枚分が4段。それを左右で片側づつ窯入れしていきます。私たちは8回窯入れをするので8窯と呼んでいました。一番上の段は、若干背伸びをしてパンを扱っていました。
とにかく大きいこと、オーブンの土台部分が煉瓦で組まれていること、ガスで熱したオイルを循環させていることから、このオーブンは次々にパンをいれようが、しばらく扉を開けて作業していようが、温度はほとんど下がりません。270℃設定で多くのパンを焼くのですが、上火も下火も全部の段これしか設定できないという不器用っぷり。
それはそうです。ドイツのパン屋さんを見ている限り、ひとつのパンが生地の重さで2キロは当然。それを100個単位で焼いていくので、こういう窯でないと美味しく焼けない。
おかげで、写真ような巨大なパンが本当に本当に美しくおいしく焼けたものでした。残念ながら、今使わせてもらっているオーブンではこの焼き色、焼き上がりは実現できないと思います。
(やはり、小さいので蓄熱が圧倒的に足りない。その分、一生懸命電熱線を働かせるので、表面ばかりに濃い焼き色がついて、側面や中側への火の入り方が違います。)
先日、お客様にご指摘いただいた、火入れが甘いという部分も、ひとつはこのことが原因。(一番は、それを感じきれなかった自分の腕ですが。汗)
そのぐらいオーブンというのは、パン屋の味を決める、最大の要素ではないかと密かに思うのです。
でも、シニフィアンシニフィエのパンたち、さすがにすべてこんな大きさのパンではありません。しかも、日によっては、同じパンを30個焼くこともあれば、2個しか焼かないなんて日もある。
ここから先は、自分でもどうやっていたのか、はっきり思い出すことができないのですが、8窯分、数も大きさも違うパンを焼いているのです。たいがい8種類、時には10種類近くが同時に焼かれています。当然、一つ一つ焼き時間が異なり、いれる数が違えば、焼き時間も入れるべき蒸気量も変わります。小さいパンなので、底が焦げてしまうので、途中で網に乗せて、均一に焼けるように、場所や方向を変えたり。
それを瞬時に判断しながら、一回転が終わる前に、次のパンの発酵具合をチェックして窯入れをしていく。暇があれば、生地の分割成型も手伝いにいって、この後、何のパンがくるのかチェックしつつ、、、。
夢はとてもリアルでした。シニフィアンの夜勤は志賀シェフと2人っきりの日から、多いときは4人体制の時まであって、私が十分にオーブンに慣れてからは、シェフと私はほとんどしゃべらず、ただただ黙々とお互いの作業をしていました。
慣れるまでは、次あれいれろーとか、今日の○○はちょっと柔らかいから急げだの、後何窯空いてるかー?とか、声をかけてもらって焼いていたのですが、5年目くらいからは一言もしゃべらなくてよくなりました。
見て、頭で考えるというよりは、スポーツに近い。体が感じて、瞬発的に動いている感じ。
ぴたっと、オーブンと自分の息が合うと、死闘のように忙しい日がとにかく楽しくて、楽しくて、その日の仕事が終わると電池が切れて、玄関で靴を脱ぎ途中で寝ていたりしたものでした。
こんな素晴らしいオーブンですが、なんせ日本に数台しかないオーブン。故障した時は大変です。
蒸気が出なくなって、窯の中にお湯を撒きながら焼いてみたり(電気窯は壊れます。炉床もこのハインの窯は一枚の石なので大丈夫ですが、スレートの物は割れます。)、温度計が壊れて、手動で加熱とストップを行いながら焼いたり(腕をオーブンに入れて、10秒でチリチリしだすぐらいがバゲットにいい温度。私の場合ですが、、、)、一度だけは全く動かなくなって、仕込んでいたパンがすべてボツになったこともありました。
実はこの経験がとても貴重で、私は旅するパン屋という形態から、時々、オーブンをお借りしてパンを焼く機会があるのですが、どんな状況でも、どんなオーブンでも焼けると思えるようになったのは、あの大好きなワガママオーブンのおかげだと思っています。
もし、ルクセンブルクハインのオーブン買いたい方がいらっしゃいましたら、喜んでおつなぎいたしますので、お声かけください。
最後に、実は、もっとすごいオーブンがあるらしいのです。ホイフトっていうメーカーのオーブンらしいのですが、、、。いつか、その窯で、死闘のように忙しい一日を過ごせる日がくるといいな。志賀シェフが買いたくなってくれるのを、こっそり楽しみにしています。
このシリーズ、もう一段、今度は薪窯の話を予定しています。

2017年2月1日水曜日

*2月のヒヨリブロート 出店予定*

すでに、店主塚本の記憶の限界を超えてしまいそうなので、ここに、今月の出店スケジュールをまとめて公開いたします。
それぞれの詳細は、また広報予定です。
どこかで皆様と直接お会いできることを楽しみにしております。
●4日 丹波無量寺 禅寺トークライブ "ぼくたちはなにで出来ているのか?" vol.2
ヒヨリブロートのホームページを作っていただいている渡辺顕さんが主宰するイベントにパンをお届けいたします。座禅、法話、ヨガを組み合わせた、自己と向き合う時間。焼きたてを食べてもらえるご配慮をいただいております。
私が考える宇宙と自分をつなぐものをイメージしてパンを焼いてみましょうかね。。。なんて言ってみたりして。無我に近づくのは難しいです。
https://www.facebook.com/events/1052198104907476/
●5日 千葉県大多喜 チーズ工房【千】sen
チーズ・千・柴田×カフェ・マーノ・北×パン・ヒヨリ・塚本
大好きなチーズ職人柴田千代さんの工房にて月一で開かれるお店に、丹波のカフェマーノの北オーナーと一緒に出展します。
https://www.facebook.com/fromage.sen/posts/1870140036555322
●11日 丹波大同窓会 三十路だよ全員集合
丹波の今年30歳になられる皆様の、第二の成人式ならぬ三十路式が開かれます。ヒヨリブロートはこちらに、ほんの少しですが、パンを納めさせていただきます。
輝かしい30代。おめでとうございます。
http://misoji.wixsite.com/tambadaidousoukai
●17日、18日 丹波柏原厄神大祭
丹波市柏原八幡宮で行われる厄神大祭。
カフェマーノと一緒に出展します。
カフェマーノがスープバーを、ヒヨリブロートはそれに合わせるパンを。もちろん、食パン、バゲットなど通常の販売もいたします。
どこまでやれるか、チャレンジの日でもあります。
http://www.kaibarahachiman.jp/publics/index/46/
●19日 東京人形町 モリモトハウス
チーズ・千・柴田×カフェ・マーノ・北×パン・ヒヨリ・塚本
9:00~14:00 ブランチタイム(販売もいたします。)
https://www.facebook.com/events/810282089109748/
15:00~17:00 チーズ、カフェ、パンのマリアージュセミナー
https://www.facebook.com/events/1375348079197312/
17:30~19:30 チーズ職人、カフェオーナー、パン職人の夕べ
https://www.facebook.com/events/396512450699120/
●20日 代々木上原 ワンダーランド
旅するワイン猫侍こと大野明日香さんが時々開く秘密のスナックあすか。こちらに、チーママとしてデビューします。
どんなパンを持っていこうか、ワクワク考え中です。赤ワインにとっても相性がいいので、クグロフ持っていこうか、、、。
詳細は、チーママ153センチ、ママ170センチ、マスター83キロです。
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=1239189489505878&set=a.218652068226297.52283.100002445153048&type=3&theater
●22日 新宿伊勢丹 世界を旅するワイン展
島根県石見銀山 ベッカライコンディトライヒダカの応援でパン焼いています。(当然、ヒヨリブロートのパンは焼きません。)最高においしいパンを焼く日本人のマイスター日高シェフのパンを焼きたてで食べられるまたとないチャンス。ブレッツェルは必ず食べてほしい一品です。
が、よくよく見ると、同じ日程で我が実家ともいえる修業先シニフィアンシニフィエも出店。両方手伝うか、、、。笑。心が揺れます。
カーブドッチワイナリーさんや、フジマル醸造所さんなど、ワインの品ぞろえも大変面白そうです。
http://www.isetanguide.com/20170222/wine/
●26日 トクラ大阪 ドイツ:マイスターと季節のパンと文化を楽しむ講習会
すいません。詳細、決まり次第広報いたします。
場所はこちらです。時間など、現在調整中です。
https://www.facebook.com/tokuraoska/
2月なので、カーニバルにちなんだパンの実演と、文化や歴史の紹介、そしてヒヨリブロートの日本らしいパンを講習(仮)。
●26日 丹波市青垣 衣壱パン祭り(パンのみ)
毎月第4日曜日に開催される衣川会館のパン祭り。
今月ももちろん出品いたします。
先月、たくさんリクエストいただきました、レーズンとくるみは必ず焼きます!
https://www.facebook.com/kinugawahaus/?fref=ts
3月以降は、、、いったん考えないことにします。
抜け漏れがありませんように。ドキドキ。。。

*クグロフ、シュトレンのセット追加しました*

クグロフ、シュトレンの販売を本日12時よりオープンいたしました。
ありがたいことに、すでにクグロフとシュトレンのセット、完売しておりました。
こんなにお求めいただけると予想しておらず、心から嬉しいです。
もう12セット、追加販売することにいたします。
引き続きよろしくお願いします。
感謝。
取り柄のない私を、こういう形で日向に引っ張り出してくれたパンと、一人一人のお客様に。

*速報 2月26日 マイスターと2月のドイツの文化を感じる会やります*

速報 2月26日 大阪某所にて
南ドイツのマイスター、Felix Remmeleさんと、
ドイツの食のプロモーター、森本智子さんと、
私、ヒヨリブロート塚本で
講習会?ワークショップ?パン教室?らしきものをやります。
やることに決まったのが、今日のため、
講習料、時間含め、詳細はまだ何もつめられておりません。
予定は、、、2月なので、ドイツのカーニバルにちなんだものをマイスターには作っていただき、森本さんからはドイツのこの時期の文化やパンにまつわるお話を。
ヒヨリブロートからは、フェリックスさんへのお礼も込めて、日本の食材を使ったパンを、何か作ろうかと思案中です。
会場は大きいところをお借りできそうですので、みなさま、ぜひスケジュール調整をよろしくお願いします。
写真は本題とは関係ありませんが、ドイツの田舎町、クサンテンの粉ひき風車と、朽ち果てたシングルアームミキサー。
このミキサーを見ると、その昔は、手動だったのかな、、、と想像が広がります。