せっかく夏なので、夏らしいパンたちのレシピ公開を。
この二つはどちらも、農家さんからこんなの使ってみませんか?とご案内いただいて、チャレンジしたパンなので、とても思い出深いパンになりました。
全てベーカーズ%にて表記しております。
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〇スイカパン
非加熱のスイカジュースで仕込んだところ、捏ね上げ直後から生地が溶けていきました。それがスイカが持っている酵素だったのか、もしくはロープ菌(土壌菌の一種。100℃で煮沸しても、菌は死ぬが芽胞は生き残る。納豆菌がこれに属するので、納豆はパン屋は食べられない。)の仕業だったのか不安だったので、たんぱく質が熱編成する60℃以上で、100℃にすると風味が飛んでしまうかな、、、と思って中途半端な90℃になりました。
もっとちょうどいい温度帯と時間があった気もします。詳しい方、ぜひとも教えてください。
ふすま(小麦の外皮) 10%
E65 90
塩(自凝雫塩) 1.9
モルト(1:1で希釈) 0.8
インスタントドライイースト 0.06
スイカジュース 82
カレンツ 10
ピスタチオ 10
キャラウェイシード 0.1
スイカはピーラーで硬い皮の部分だけを薄くむいて、ジューサーにかける。
この時、緑の部分も、種も一緒で大丈夫です。栄養素がいっぱいです。
火にかけて、90℃で2分。その後、粗熱が取れたら冷蔵しておく。
カレンツとピスタチオは10分ほど水につけてざる揚げしておく。
捏ねあがった生地に切って重ねるように軽く混ぜる。
10度ホイロでオーバーナイト。
150g分割
上火250℃ 下火230℃のオーブンで18分~20分焼く
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〇ガスパンチョ
きゅうりとトマトが目の前にあったら、、、思いついたのがガスパチョでした。スペインの夏の冷静スープで、とろみを出すのに、パンを入れたりもします。それならば、逆にパンに入れたっていいはず。
最初はざく切りにしていれるきゅうりの水を抜く意味合いで、先に塩とスパイスでもみ混んでいたのですが、焼き上がりの食感をもっと生のきゅうりを食べたときのようなフレッシュに近づけたくて、塩とスパイスはガスパチョの方に入れることにして、きゅうりは切ってそのまま混ぜ込むように変えました。
結果は、やはりきゅうりから水が出るので、猛烈に成形しずらいです。でも、、、圧倒的にフレッシュで美味しい!形よりもおいしさを取りました。
全粒粉 20
E65 40
モンスティル 40
塩(自凝雫塩) 2
モルト(1:1希釈) 0.8
インスタントドライイースト 0.08
はちみつ 3
ガスパチョ 下記全量
きゅうり(角切り) 40
ガスパチョ 全部入れてジューサー
トマト 50
きゅうり 20
玉葱 5
ニンニク 0.5
リンゴ酢 2.5
オリーブオイル 3
塩 0.5
胡椒 0.2
クミンシード 0.2
10度ホイロでオーバーナイト
200g分割
上火250℃ 下火230℃のオーブンで22分から
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特にガスパンチョは、生の野菜がいっぱいなので、衛生面によーく気を付けて作ってみてくださいね。
冷蔵発酵の場合は、イーストの量をもう少し増やしたほうがいいかもしれません。
スイカパンは、スイカかどうかはっきり言ってわかりません。が、美味しいです。生とはまた違うおいしさです。彦摩呂さんがいないので、いい表現ができませんが、、、。
ぜひ、お試しあれ!