2017年4月11日火曜日

*バラとイチゴのクグロフ完成しました*

天満屋円山マルシェの特別パン
バラのクグロフ焼き上がりました。
主催の佐野さんに出会って感じた、可愛らしくて、芯があって、内に秘めた熱がある。そのイメージはバラの花でした。
たっぷりのバラの花びらと合わせたのは、奈良のバウムクーヘン屋さんデルベアのイチゴジャム。ご店主の熊倉さんの作るものは、直球勝負。無駄なものを全て切り落とし、素材と腕で唯一無二のものを作られる方です。
今回のイチゴジャムは、奈良のブランド苺、古都華。甜菜糖でしっかりと炊かれたジャムは果物の美味しさだけではなく、カラメル化された一体感がすばらしいです。
このジャムを食べると、自分の作るジャムではバラの香りとのバランスがとれないな、、、と思ってしまいます。
生地にはスペイン産マルコナアーモンドとヘーゼルナッツのプードル、仕上げはチェリーの洋酒キルシュにしました。
バラと苺を引き立てるように、上品で上質なものを。
自家製のルヴァンとヨーグルト、発酵バターの生地は口溶けがよく、すっきりとした後口です。
実はイメージは固まったものの、レシピは直前まで悩んでいました。
個性の強い食材を選んだので、それぞれの食材を食べては、全体のバランスを考え直しの繰り返し。
1個3000円です。
自分で言うのもなんですが、なかなかのお値段。
各日限定6個。
美味しいお茶を入れて、気持ちの良い白い服を着て、佐野さんみたいに背筋を伸ばして、この気品のある発酵菓子と向き合っていただければ幸いです。
たまには、そんな時間も素敵だと思います。
あー、言っておきながら、皆様のお口に合うかドキドキです。

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