2017年6月13日火曜日

*失敗の共有 自家製紛、自家製酵母のカンパーニュ*

今日、失敗しました。
自家製粉の全粒粉とレーズン種、ルヴァンのカンパーニュ。
全く上がりませんでした。
写真で見ると、そこそこかっこよさげにすまし顔しておりますが、
現実はもっとのべっとしてしまって、フリスビーのような見た目に。
朝一で弱いなぁと思ったので、温かいホイロに移動して、なるべくひっぱり、分割前にパンチ、分割丸めを挟んで成形してホイロ。さらに涼しいホイロに移動して、ゆっくり発酵を促して、それでもだめで、もう一度たたんで発酵をとって焼く。
私が現段階でできる酵母の応援は、すべてやったような日になりました。
それでも、結果はフリスビー、、、。
切ってみると、酵母たちの踏ん張った姿はいくらか感じられる内層になっておりました。味は、悔しいですが、結構おいしい。
原因解明のために、レーズン種を飲んでみたのですが、
こ、これは、、、軽い発泡酒になっている!!
美味しくて、ついつい飲んでいると酔っ払いそうです。
ヒヨリブロートのレーズン種はドメーヌテッタさんのレーズンを使用しているので、もしかして、この酵母たちもお酒になりたかったのか、、、。
アルコール度数が高くなりすぎると、酵母たちの活動は鈍くなっていきます。
それが原因だろうか、、、。
それとも、自家製粉の粉を使用しているので、その酵素が失活していないためになにか悪さをしたのか、、、。
早速、レーズン種に少量の甜菜糖を加え、活動を活性化したうえで、添加量を増やして仕込みなおしました。
これでダメだった場合は、アルコール度数を下げるために水も加えるべきか、、、。
小麦自体が原因だった場合は、、、今日と同じ結果になるのですが、、、。
本日発送予定のお客様には、一日お待ちいただいて、仕込みなおしているので、明朝が心配でドキドキしています。
(本日発送の予定でした皆様、この場を借りて改めてお詫びを申し上げます)
お客様に迷惑をかけているのに、こんなことを言うのは不謹慎ですが、これだからパンは面白い。小さな生態系がこの手の平の中に。

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