2016年4月24日日曜日

*Cafe ma-noでのイベント報告①*

Cafe ma-noでの、一日パン屋イベントが終わりました。
私に今やれるすべてを出し切ったぞ。という心地よい疲労感が体を包んでいます。
すでに3回目?4回目?のこのイベント。
実は、やるたびに自分自身の学びが多い企画です。
その学びの一端をまとめてみようと思います。
ちょっとマニアックなので興味のある方は読んでいただけると嬉しいです。
①機材の工夫
当然、ここはいつもはカフェ。
パンを作るための機材ではなく、すてきなカフェ飯と、
ケーキやお菓子を焼くための小さい卓上ミキサーと天板が1枚入るサイズの平窯が一つ。
発酵は、常温か冷蔵庫かの二択。
窯は、蒸気が出ないので、霧吹きと、生地の作り方で工夫。
スリップピールは木の板の上にベイキングシートをひいて代用。
大きなミキサーはないので、手捏ねと卓上ミキサーで。
実は、ここで使っている技の多くは、家庭製パン仲間から教わったものです。友に感謝。
そして、機材をなんでも快く使わせてくれる、オーナー北さんに感謝。
②常に行き当たりばったり(良い意味で)な食材
なるべく地元の旬の素材を使いたい。
そうなると、本当に直前まで食材がわからないのがこのイベントの面白くて怖いところ。
今回も、うーん、ちょうど端境期で野菜があんまりないんだよね。。。
と、農家の方々からのお言葉。
やっと、筍、キャベツ、新玉ねぎと食材が決まったのはイベントの数日前のことでした。
すべてのメニューが決まったのは、実は野菜を見てから、仕込み当日に。
というのも、春キャベツがどのくらいやわらかくて、甘いのか。
玉ねぎは水分が多め?辛め?甘め?
タケノコは香りが強いのか、しっかりした感じか、やわやわか。
そういう違いで、パンの種類や種の量、水の量なんかを調整していくのです。
そこに、チーズやら塩やらイノシシ肉のベーコンやらまで集まってきちゃったんですから、パンの組み合わせは無限大。
今回は、おかげさまで種類も量もしっかり作ることができました。
③カフェでやる意味
ここはカフェなのですから、コーヒーがやっぱり主役だと思うのです。
しかも、Cafe ma-noのコーヒー、カフェラテは本当に美味。
しかもしかも、空間もオーナー北さんのこだわりの空間。
ですから、私のパンはそこに寄り添いたいと思うのです。
今回はコーヒーのお供に食べてほしくて、シナモンロールを作りました。
スタッフのめぐみさん特製のアンパンの生地を使って、
製法とフィリングは私が作り、
オーナーバリスタでパティシエの北さんにバタークリームで仕上げてもらう。
これを機に、私がいないときもこのお店の定番として、根付いていってほしいなぁと思えるパンを作るようにしています。
めぐみさんのパンの腕は、相当なので、これからお客さんでシナモンロールを食べられる日も近いのでは、と密かに期待中です。
で、どんなパンが焼けたのかって?
それはまた別の話。またの機会に、、、なんて言っていると忘れてしまうので、また明日、お話ししましょう。
よい日曜日をお過ごしください。
写真を北さんの写真を拝借いたしました。
ほとんど写真を撮っておらず。北さん、ありがとう。

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