2016年8月18日木曜日

*丹波の有機無農薬小麦を製粉しました*

ベルリンの町で初めて、丸麦から粉を挽いてパンにするお店を見たのが、11年前のこと。
あこがれ続けていた顔の見える生産者の作った麦を、自分で製粉してパンにする。
そんな世界がついにやってきました。
今日、製粉させてもらったのは、丹波市山南町の笹倉さんの有機小麦です。
そして、製粉機はもう一つ小麦を使わせていただく生産者、同じく丹波市市島町の奥丹波里山農園・うむ農園さんからのご縁で農事組合法人丹波いちじまふぁ~むさんのものをご厚意で使わせていただきました。
ドイツで見た製粉機は巨大で、石臼部分が1メートル以上ある木製の物でしたが、今回は金属の小型の機械。
また新鮮なドキドキ感がつのります。
でも、大きくても小さくても構造はやはり同じ。
麦が臼に落ちていく量を調整して、粉の粒度や製粉の速度を調節していきます。
出来上がった粉は結構熱いんです。摩擦熱が加わって、砂風呂のような感じ。
粉を袋に入れて、抱き上げると、なんともいえない気持ちの良い暑さが伝わります。
ただし、、、びっくりするぐらい粉まみれになるのは、ドイツの大型も、今日の小型も一緒。
終わるころには部屋中粉まみれになっておりました。
んだか、はったい粉のような香ばしい匂いで、体中粉まみれになりますが、けっこう嫌いじゃない作業です。
今回、使わせていただく丹波の二つの生産者さんの小麦はどちらもこだわりのある真面目な小麦。
さて、おいしさをどれだけ引き出せるか。職人魂が燃えます。
20日のマーノのパン祭り。こうご期待。

最後の写真はベルリンのヴァイヒャアトブロートの製粉機。私の原点。

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